11月29日、自由民主党愛知県議員団消防・地震防災議員連盟の後援会・意見交換会がアイリス愛知にて開催されました。講演は「熊本地震等から学ぶ 災害に対する覚悟と準備」と題して、熊本県危機管理防災企画監 有浦 隆氏をお招きして行われました。今回2回目のお話ですが、実際の現場での生々しい体験に基づいて話されるので、緊張感があり集中して聞くことが出来ます。
我々住民に求められることとして、『①「予防」の概念を知り、「必ず起きる」覚悟を持つ ②防災コミュニティを形成する ③地域とリーダーによる自主的避難所運営を行う』の項目です。災害が起きた時、避難所でみんなが受け身になってしまっては、役所の人間が何人いても回っていかない。避難している人もお互いの能力を活かし、協力して避難所を運営してくことで長期間の災害を乗り越えていくことが出来るそうです。
さらに「予防的避難開始時期」についても段階を追って、どこで自分が避難を開始するか具体的に質問されました。台風の接近に伴って「いつ避難所へ移動するか」という問いかけに「まだ大丈夫」と先延ばしは絶対にダメだと言われました。小雨のうちに、日が暮れないうちに移動しておかないと大変なことになる。これまでの行政側から出された避難命令にも問題点を投げかけてみえました。
意見交換会では、消防防災体制に関する県への要望が提案されました。『①消防学校の機能強化(1)消防学校施設(2)教育カリキュラム ②消防団員の加入促進 ③消防力の充実強化 ④退職消防団員の処遇の改善 ⑤地震防災対策の推進(1)第3次あいち地震対策アクションプランの改訂(2)ゼロメートル事態の広域的ンあ防災活動拠点』の5項目で、私が代表として披露させて頂きました。
今後も県民の尊い生命や大切な財産を堅守し、安全・安心なまちづくりを目指す施策を、より一層積極的に展開していくため、強く要望してまいります。